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 専用の別宅に入るなり、美野里が唇を求めた。

「んん――っぷあっ、お、おねえ――んっ――」

 激しいキスは寂しさの裏返し。

 それを理解している碧は少しだけ抵抗を見せて、すぐに身を任せた。

 Tシャツの中に手が潜り、あるのかも分からない膨らみを包むファーストブラを押し上げ突起を探り当てて摘む。

「んんっ!」

 碧の体が跳ねた。

「――…ふぅっ。美味し。やっぱりお家に入ったら碧の味見をしないと落ち着かないのよねぇ。ふふ、こっちも………」

 シャツを持ち上げて胸をさらけ出す。

「あ、お姉ちゃん、まだ、まだくすぐったいから、だめ。だ、だぁめぇぇえ、ああんっ!あはは、だめ、き、きついってば、ああん、あは、あははっ」

 制止は途中から笑い悶える声に変わった。

 逃れようと身を捻る碧の胸を執拗に追い、吸い付いて舌でくすぐり、甘噛みする。

「あは、あはは、だめぇっ、やぁんっ」

 甘い声で嫌がる碧の背後に手を伸ばし、ハーフパンツの上からアナルに指を押し込んだ。

 ぐりぐりと捏ねるように回す。

「あうっ、やんっ、下着がぁあんっ、はぁっ、ああっ…あ、あ…はう…」

「――ちゅぱっ――あら、早いわね。もう感じ始めたの?――ちゅっ――」

「だ…だって…あ……あんっ…途中……あんっ…で終ったし……」

「寂しかったんだ。――ちゅっ――可愛い顔して淫乱だこと――ちゅっ――」

「あんっ……いいもん……お姉ちゃんが…あんっ……喜んでくれるなら……あたし…あはっ……あ」

 美野里は体を起こして碧を見つめた。

「あらあら、先週くらいまでは何もかもあたしのせいにしてたのに。イジメがいの無い娘になっちゃたわね」

 手は休まず動いている。

「はう……ふわぁ……あぁ…こんな……あたしは…あんっ…いや…か…な…」

「馬鹿な事を言わないで!」

 言葉と同時に圧迫を強くした。

「あ、あ、あ、」

「それだけは無いわ。絶対に離さないし逃げても地の果てまで追いかけて犯してやるんだから」

 叫びながら押し込んだ指を振動させて碧の体をピンク色に染めていく。

「あ、あ、おねえ……ちゃん……もう……あたし…」

「ふんっ、つまらない事を言うからよ。体に解らせてあげるわ、欲しい物を出しなさい」

「ふぁ、は、はい」

 後ろの拘束を解かれた碧は慌ててバッグを開け、ペニスバンドを取り出した。

 黙って立つ美野里の足を持ち上げて通す。

 引き上げる途中で悪戯っぽく笑った碧は、美野里の股間に顔を押し付けて下着越しにしゃぶりついた。

「あ、こらっ、碧っ、はぁんっ!…ふぅっ、あぁ、碧ぃ…だぁめ」

 頭を押えながら腰を引いた美野里が潤んだ目で怒る。

 碧は舌をぺろっと出した。

「えへへ。さーびすだよ。抱いて貰うんだもん」

 悪びれていないのは、一緒に暮らす様になって美野里の内心を知ったからである。

 初めて抱かれた翌日、美野里は脅迫と言って差し支えない同居申請をして、親の権力を使ってまで婚約の同意を迫った。

 引越した数日は落ち着かなかった碧であったが、ある日、夜中に美野里が泣き出し、しきりに謝りながらしがみついて離れず、なだめる様に話しかけて実は熟睡に近い状態で寝惚けているのだと気付いた。

 翌朝尋ねても何も覚えていなかった美野里は、寝言の内容を気にして聞き出すためだけに碧を犯し、知ったら知ったで口外しないと約束するまで犯すという狼狽ぶりを見せた。

 心のの歪みは身近な人間の愛情に飢えていたからであり、碧の事で感情制御が弱くなるのは不安が大きいためである。

 どれだけ寂しい想いをしたのかと驚いた碧は、同情でも男女の恋愛でもなく、ただ、人として優しく包みたいと思い、側に居るため、僅かに残った将人の部分を自ら捨てた。

 積極的に女の子らしくする指導を受け、本当の姉妹の様に甘えて時にはちょっかいも出し、それが功を奏したのか、最近の美野里は作り笑いを見せなくなっていた。

 見上げてボソッと呟く。

「お姉ちゃん、かわいい」

 今の美野里は抱擁の言葉に弱い。

 傲慢な態度は支配欲だけであり、本質ではないためあっさりと崩れる。

「な、なによ。当たり前じゃない、あ、あたしはあんたの姉よ?」

「あはは、血のつながりは一切無いって事を忘れてる?」

「うっ、い、従姉妹って設定なんだからいいのっ!近親相姦みたいで興奮出来るじゃない」

「あのね従兄妹同士は結婚出来るんだよ?近親相姦なんて滅茶苦茶失礼な言葉なんだけど。背徳を感じるなら女同士ってとこじゃないの?」

「あう、だ、だって、あんたは男でしょ」

「うん。ついでに他人でもあるけど。いつかみたいに普通のえっちをしてみる?」

「あれは嫌。屈辱だけで気持ちよくなかったから子供作るときだけでいいわよ。普段のあんたは女としてあたしに尽くせばいいの」

「あれ?女でいいの?男って言ってたじゃない」

「あ、あんたは女よ。こんなに可愛いくせに男のはずないでしょ」

「あはは、ありがと。ねえ、お姉ちゃん?」

「なによ」

 見下ろす支配者に、碧は満面の笑顔で言った。

「えへ、お姉ちゃんも可愛いよ。大好き」

「くっ……もうっ、いいからさっさと用意しなさい!」

 顔を赤くして命令した美野里だが何処か嬉しそうである。

「はぁ〜い」

 楽しそうにペ○スバンドのアジャスターを調節した碧は、バッグからローションを取り出して、ふと首を傾げた。

「あれ?良く考えたら今日は最初から犯すつもりで迎えに来てたんだよね」

「そうよ。男に戻りたいみたいだったし、気分転換して女の悦さを再確認させようかなぁってね」

「じゃあ、ご褒美なんて関係なかったでしょうに。ローションまで用意してさ」

「断る理由さえ潰せれば良かっただけよ。お互いの気持ちが解ったからもういいじゃない。ほら、壁に手を付いて、お尻を出しなさい」

「お姉ちゃんの不安が無くなっただけだと思うけど」

 くすくすと笑う碧。

「うっさいわね。ほら、よこしなさい」

 ローションを奪い取った美野里は、たっぷりと搾り出してディルドに塗りつけ、碧のハーフパンツを引き下して背後から腰を抱えた。

 ぐりっと先端がめりこみ、碧が目を細める。

「あ……はぁぁぁ…」

 前後に数回揺らして広がり具合を確認した美野里は熱っぽい声で告げた。

「入るわよ」

「あぁ……は…い…」

「――んっ!」

 一気に突き込んだ。

「ああああっ! は、う、……はぅ……は…う……うんっ…んっ…」

 急激に満たされて仰け反った碧は、立っているのがやっとなのであろう、目を閉じて壁に寄りかかる。


(美野里&碧)


「ふふふっ、あんたの感じる所は全部知ってるんだから。こうやって――」

 碧の体をペニスバンドで持ち上げるようにスライドさせる。

「うあっ、ふあっ、あっ、あっ、い、いいっ、それっ」

 たまらず声を上げる碧。

「――背中側をこすられるのがいいのよね。ふふ、男なら前立腺の刺激がいいはずなんだけど、あんたは中の壁をこすられるのが気持ちいいんだから立派に女よ。もう男になんて戻りたくないでしょ」

「ああっ、はいっ、ああんっ、あはんっ、いいの、あたし、女でいいのっ、ああっ」

「いやらしく腰を振って、あはは、こっちはどうなのかしらね」

 股間に手を伸ばす。

「あ、そ、そこは、い、いやぁ」

「あら、おちんちん触られるのが嫌なの?」

 力なくぶら下がるペニスをしごき始めた。

「だって、だって、ああんっ、あ、だめ、でちゃうから、だめぇっ」

「前は一回使っただけでしょ。たまにはいいのよ?」

 ずんずんと突きながら前を刺激して碧の反応を楽しんでいる。

「あああん、いやあっ、おねがい、後ろで、後ろで」

「そうやっておねだりされるとねぇ〜、前でいかせたくなるの。ごめんね?」

 ぎゅっと握り締めて動きを早める。

「ああっ、ああっ、いや、せっかく、女の子、あんっ、いやっ、中を、」

「ふふ〜ん、締め付けてるみたいね。いきそうなんでしょ。いっちゃいなさい」

「そ、そんっ、な、あ、おねえっ、ちゃんっ」

 手がせわしなく壁を這う。

 絶頂が近い。

 美野里は腰の動きも早めた。

「ほらほら、後ろもいいでしょ。前もいいでしょ。我慢しないでいっちゃいなさい」

「ああうっ、ああうぅ、前は、いや、だめぇ、あ、あ、くぅっ、い……きそ、う」

 こすられる動きに合わせて膝をガクガクと揺らし、碧は壁に手を突っ張った。

 美野里の動きが激しくなり、声を体内にぶつける。

「いきなさい!いけ!いけぇ!」

 支配された心に命令が快感となって響き、碧の腰を波打たせた。

「いやぁっ、あ、い、い、だめ、いぐっ、ぐ、う、うぅっ………きゃぁうぅぅぅっ!」

 大きく跳ねた背中がふるふると余韻を示し、突っ張った手から力が抜けて体が沈む。

 美野里が慌てて腰を支えた。

「ちょっと、ああっ、あぶないっ、あぶないってば、こら」

 ぐらぐらとゆれながらゆっくり床へと下し、力なく横たわった碧を確認して笑う。

「そういえば、最初から前を使ってなかったっけ。後ろも感じ過ぎるみたいだし案外同時刺激に弱いのかな?ふふ、新しい弱点めっけ」

 つんっと頬を突かれた碧は、失神していた。





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